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ゼミナールのお話

3、4年生を対象とする法学部のゼミナールは、学科にとらわれず、自分の興味あるテーマに合わせて法律学系・政治学系・経済学系・新聞学系から選択できます(第二部法律学科は選択の制限あり)。指導教員のもとで少人数の共同研究を行うため、活発な論議やより深い研究を行うことができる他、徹底した個人指導がなされます。また、同じゼミナールで同じ時間を過ごした仲間は、生涯の友になるでしょう。

法律学系ゼミナール

3年 法律学科 男性 R.S

楽しい雰囲気で、日米の特許法について学ぶことができます。また、年に2回ある合宿も、とても楽しいイベントです。

研究テーマを教えてください。

「米国への特許出願」です。
発明の段階から全て自分達で取り組むので簡単なことではないのですが、アイディアを出しあって協力し、最終的には特許出願という結果になって返ってくるので、とてもやりがいのある取り組みだと思います。

実際にどのような研究をしていますか?

普段は、判例発表などを行っています。他者の発表を聞き、その後、発表者に対して質問をするという形式です。

研究での大変なことや面白いことなどを教えてください。

大変だったのは、特許出願作業が普段のゼミ活動と並行して行われたことです。
出願作業は、普段のゼミの時間とは別に、サブゼミの時間を採る形で実施しています。そのため、判例発表の準備と出願作業を同時に取り組まなければなりません。
出願作業は、発明の元となるアイディアや、出願書類の明細書にどのようにして発明の要項を記載するかなど、今まで考えもしなかったことを考えます。
このような難しい取り組みと普段のゼミ活動を両立させることはやはり大変なことですが、いずれ自分の強みになると思います。
判例発表で特許法について皆で学び、さらに、特許出願という難題にも皆で協力して取り組むことができるので絆が結ばれます。この絆が特許出願という形になって皆に返ってくるので、そのときの達成感は非常に大きいです。

あなたにとって研究での必需品は何ですか? 

頭脳
今の取り組みでの必需品は、頭脳だと思います。
アイディアを出すことが欠かせないので、是非皆さんも人が思いつかないような新たなアイディアを捻りだしてほしいです。

合格された方へのメッセージ

皆さん、合格おめでとうございます。
皆さんには、是非積極的にゼミ活動に取り組んでもらいたいと思っています。
一人一人が積極的に取り組んでいかなければ、モチベーションは上がらず、停滞してしまうかもしれません。難しくても諦めずに取り組むということを忘れずにこれからのゼミ活動に参加してほしいです。このゼミでの活動は必ず皆さんの糧になります。
分からないことがあったら遠慮なく先輩に聞いて大丈夫です。頑張っていきましょう!

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政治学系ゼミナール

4年 政治経済学科 男性 N.S

大学生の「今」しかできないこと、「このゼミナール」でしかできない経験をしています。

研究テーマを教えてください。

「スター・ウォーズにおける政治体制の比較分析」です。

実際にどのような研究をしていますか?

今日、若者の政治離れが叫ばれていますが、意外と政治は身近なものであり、もっと気軽なものではないかという視点から、映画の作品から政治に触れられることができるのではないかと考えました。
ここで注目する映画は、どの世代も一度は聞いたことがある『スター・ウォーズ』です。
具体的には、『スター・ウォーズ』の図鑑を片手に、シリーズすべてを何回も見ることから始めました。元々、『スター・ウォーズ』が好きでしたが、何回も見直すことによって、銀河元老院での議員の発言が物語を左右することや、議会の腐敗、民主主義の限界などに気づきました。
物語は、単純な「善対悪」という構図でもなく、政治的な問題をきちんと扱った物語です。大学のゼミナールで勉強した「比較政治学」を手掛かりに、政治的な題材を扱った『スター・ウォーズ』における政治体制を比較することを目標に研究を行いました。

研究での大変なことや面白いことなどを教えてください。

研究を通して最も大変なことは、「考えること」でした。
おそらく、人生で初めてこんなに考えることをしました。
膨大な文章を考えることもそうですし、『スター・ウォーズ』のすべてを知りたいと考えることもそうです。
しかし、これだけ考え抜いた先にある達成感は、これまでの人生では味わったことのないものになりました。
研究を進めていく途中で、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が公開されましたが、劇場で観たときに鳥肌が止まりませんでした。それだけ『スター・ウォーズ』に向き合えたのだと感じます。

あなたにとって研究での必需品は何ですか? 

ブルーレイディクスと図鑑
『スター・ウォーズ』のブルーレイディスクと図鑑です。
『スター・ウォーズ』のブルーレイディスクと図鑑

合格された方へのメッセージ

皆さん、合格おめでとうございます。
大学では、自分自身で考え、行動すれば、無限に可能性が広がります。
自分の好きなことを追求したり、新たなことにチャレンジするなど、何でもいいので挑戦を続けることは、今後の人生において必ず強みになります。
皆さんが有意義な大学生活を送れるよう祈っています。

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経済学系ゼミナール

4年 法律学科 女性 A.S

「やりたいことを見つけ、必要なことを考えて行動する」そんな主体性を尊重してくれる環境です。

研究テーマを教えてください。

「短時間労働志向の組織文化改革に関する一考察」です。

実際にどのような研究をしていますか?

日本では今後少子高齢化が原因で労働力が減っていくため、労働者1人当たりの労働生産性を高めることが重要です。
それ故、従来の仕事を2時間ではなく1時間で終わらせるという短時間労働で労働生産性を上げていく必要があります。
しかし、日本は長時間労働者の方が頑張っているからカッコイイという文化があるため、なかなか短時間労働は広がっていきません。
そこで、この長時間労働を良しとする文化を変え、短時間労働がカッコイイという文化をどのように作るかを問題として研究しています。

研究での大変なことや面白いことなどを教えてください。

研究で大変なことは、なぜ長時間労働はなくならないのか?という本質的な問題を見つけるために大量の論文を読み、考え続けたことです。答えがない問題をなぜ?なんで?と考え抜くことは苦しいですが、答えにたどり着けそうな一筋の光が見えてくると最高に楽しいです!
その一方で、研究をしていて面白いことは、先生やゼミ生との議論や企業インタビューなどで様々な人の意見を聞き、自分では考えもしなかった新たな視点に出会う瞬間です。
このような研究活動を通して、物事の本質を考え抜く論理的思考力、自ら問題解決のために行動する自発的行動力などの強みが生まれたと思います。また先生やゼミ生、企業の方々などの出会いがあったことが一番の誇りです。

あなたにとって研究での必需品は何ですか? 

パソコン
論文検索や論文執筆のために使います。
研究中は毎日のようにパソコンを使うので持ち運び用のパソコン(surface)
を所持しています。
ブルーライトカットの眼鏡
パソコンを毎日使う生活をしていると、フラッシュを目に浴びるような出来事が多々起きたため、目を労るためにブルーライト眼鏡を使ってます。
パソコンとブルーライトカットの眼鏡

合格された方へのメッセージ

皆さん、合格おめでとうございます。
今後はアルバイトやサークル、ゼミナールなどの様々な新しい環境に身を置かれると思います。
そして自分が身を置いた環境によってどんな仲間に出会うか、何をして力をつけ自分が成長していくかは変わっていきます。だからこそ入学前に一度「4年間でどんな自分になりたいか?」を描いてみてください。
そうすれば自分は大学生活で何をすべきか、どこの環境に身をおくべきかヒントが見えてくるはずです。合格者の皆さんが素敵な大学生活を過ごせるように応援しています!

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新聞学系ゼミナール

3年 新聞学科 女性 Y.M

多くの議論の場が設けられており、同じ問題意識や意思を持った同期と高めあえる、とても貴重な場です。

研究テーマを教えてください。

「沖縄問題とジャーナリズム」です。

実際にどのような研究をしていますか?

沖縄メディア(在沖メディア)と在京メディアの沖縄問題に対する報道量の違いや意識などをヒアリングや記事分析、文献や資料収集を通して研究しています。
実際に今年の夏には5泊6日の日程で沖縄を訪れ、様々なメディア関係の方にお話を聞かせていただきました。
沖縄の声、本土に届けたい気持ちなど実際に多くの人に「届ける・伝える」という仕事をしている方から生の声が聞けるのは貴重な経験だと思っています。
また、東京に戻ってきてからは全国紙やキー局の方にお話を聞き、沖縄の声との比較、考えなければならない問題点などをゼミ生と議論しました。
半年かけて沖縄の研究について取り組んできましたが、情報量の多さ・伝えたいこと、問題とすべきことの多さから「沖縄問題とジャーナリズム」の根深さを改めて痛感し、ゼミ生と発表時間内に収める方法に頭を抱えました。
夜遅くまでパソコンとにらめっこの日々も続き大変ではありましたが、エネルギーを費やして行った研究が形になった時はなんとも言えない達成感でいっぱいでした。

研究での大変なことや面白いことなどを教えてください。

この研究を通して、社会にあふれている問題や情報に対して多くのアンテナを張るようになりました。
新聞学科ということもあり報道番組や、情報番組に対し人並みには関心があったと思います。
しかし、問題はフラッシュニュース程度では本質の一握りほども伝わっていないこと、報道された内容すべて正しいかどうかは一面だけではわからないこと、理解しようという意思がなければ問題の本質は見えてこないことなど、多くのことを研究を通して学びました。
今では、情報に対して常に自分自身の問題意識に落とし込んでアンテナを張るようにしています。

あなたにとって研究での必需品は何ですか? 

ゼミノート
ゼミ生同士の議論のメモ、ヒアリングのメモや先生から
言われた言葉、ゼミ中にふと心に刺さった言葉など…
ゼミ活動がある時は常に持ち歩いています。
パソコン
とにかく書き起こすことが多いのが私の所属するゼミの特徴です。
提出物や発表原稿、資料作りなどパソコンは必需品です。
自宅では家のパソコンを、学校では図書館のパソコンを利用して作業を
行っています。
甘いもの
3限(13時)から始まったゼミが夜遅くまで続くとお腹も空くし、頭が回らなくなることも多々あります。
そんな時はお菓子や甘いもので休憩します。
ゼミ生同士でお菓子を持ち寄ることもあり、たまに研究そっちのけでお菓子パーティーになってしまうことも…。
ゼミノートとパソコン

合格された方へのメッセージ

皆さん、合格おめでとうございます。
法学部には自分の「なぜ?なんで?」を徹底的に追及できるゼミがたくさんあります。
皆さんも授業や日常生活の中から「なぜ?なんで?」を見つけて研究に打ち込めるゼミで大学生活を充実させてください。

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法律学系(第二部)ゼミナール

4年 法律学科 男性 K.O

論文の添削はWEBにアップすることでいつでも確認してくれるなど、柔軟な環境です。

研究テーマを教えてください。

企業都合で従業員を解雇する際に解雇権の濫用を防ぐための整理解雇法理というものがあり、その要件が倒産手続開始後と平時で内容が変わらないので、整理解雇の変容可能性がないのかということについてです。

実際にどのような研究をしていますか?

整理解雇法理というものは、数々の判例を積み重ねたものです。
そのため従来の整理解雇に関する判例をいくつも集めて研究することでそれぞれの判例ごとの特徴などを整理していき、平時における整理解雇の判例と倒産手続時における判例を比較していくことで、倒産手続時における整理解雇がいかに平時と比べて特殊なものなのかを研究しています。

研究での大変なことや面白いことなどを教えてください。

面白いことは、さまざまな判例を見ていく中で多くの発見があることです。
例えば、整理解雇を行うという点では同じであっても、中には整理解雇法理の判断を一切使わず解雇の妥当性を判断する判例があったり、整理解雇法理には四つの判断要素があり、それを全て満たしていないと解雇を無効にするという判断があったりと、様々な発見があります。
研究を通して強みになったことは、細かな抜けや漏れに気づくようになったことです。
先生に論文の添削を行ってもらう度に、書式について、また論理の飛躍などについて自分が気づいていない細かなポイントの指摘をいただくことが多く、そういった指導のおかげもあり、この様な強みを培うことができました。

あなたにとって研究での必需品は何ですか? 

紙とペン
論文を書くときは、PCがあれば書くことができますが、頭を整理
したいときや新しいことを学んだ際は、実際にペンでメモを取ること
が理解を助けてくれるからです。
紙とペン

合格された方へのメッセージ

皆さん、合格おめでとうございます。
ゼミに興味がある方には「目的意識を持つことを大切にしてほしい」です。
ゼミ活動の目的が単位をもらうことだけであれば、ゼミでの二年間はその程度のものになります。
ゼミ活動を通して、論文を書くことや研究でこういった力をつけたい、将来付き合える仲間を作りたいなど、目的意識を持って行えばきっと得られるものは大きなものになります。
そのため、皆さんには何かしら目的意識を持ったうえで3年生からのゼミ活動に励んでほしいと思います。

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