キャンパスライフ

第44回法律討論会

開催日:2022年12月3日(土)
主催:日本大学法学部法学研究所
後援:日本大学法学部校友会及び日本大学法曹会

第44回法律討論会

日本大学法学部伝統のイベントである「法律討論会」。
令和4年度は「第44回法律討論会」として,本館大講堂にて2022年12月3日(土)正午より開催されました。
法律討論会とは,与えられた問題に対し,

①論旨をまとめて発表する立論内容
②他チームの論旨発表に対する質問
③他チームからの質問に対する回答
④立論態度

の4項目に配点され,トータルの点数で順位を決定するチーム対抗戦です。

  • 法律討論会の様子
  • 法律討論会の様子
  • 法律討論会の様子
  • 法律討論会の様子
  • 法律討論会の様子
  • 法律討論会の様子

問題は民法と刑法とが各年で出題され,今年は民法から,昨今誰もが活用しているフリマアプリに関する問題でした。
当日の審査員には,本学部OBの裁判官・検察官・弁護士そして学内教員が揃い,出場した6チームを採点しました。

法律討論会の様子

法律討論会は法曹(弁護士・裁判官・検察官)を目指す者の登竜門であり,これまでの学習の成果が試される場でもあります。
法学部生であれば誰でも参加する権利があり,学生生活の素晴らしい思い出となります。
法学部の授業では身近に起こりうる問題を取り上げて,リーガルマインドを涵養していきます。4年間で学んだ知識は,自分の武器となり自信に繋がるでしょう。

優勝者コメント

優勝した第6組の法律学科4年 草野光稀さんと松本菜摘さんお二人にコメントをいただきました。

草野光稀さんと松本菜摘さん

法律討論会にエントリーした理由をお聞かせください。

草野:
きっかけは,ゼミナール活動です。3年時にも出場したのですが,優勝することができなかったので,リベンジとして出場しました。
松本:
民法のゼミに所属しており,学んだことを活かすことができると考え,出場を決めました。

今回の出場に際し,特別に努力したことは何ですか。

草野:
特に努力したのは,より多くの筋を考え,どの筋が説得的かを考えたことです。その際に,質問内容を考えたことが優勝につながったと思います。優勝した時は,自分の時間を大幅に削って討論会の立論を考えていたため,結果がともなって嬉しさと共に達成感もありました。
松本:
一緒に出場したメンバーが法律に詳しく,常に引っ張ってくれていたので,それについていけるように勉強しました。
優勝という結果が出たときは素直に嬉しく感じました。それと同時に,一緒に出場して私を引っ張ってくれた彼にとても感謝しました。

既に内定が決まっていれば業種を教えてください。
今後どのように活躍していきたいですか。

草野:
就職はせず,法曹になるため,法科大学院に進学することが決まっています。
松本:
国税専門官の試験に合格しています。
大学の授業で学んだことを,仕事にも役立てていければと考えています。

法律の学問は難しい印象をいだく受験生が多くいますが,
実際はいかがですか。

草野:
私自身はじめは法律学に難しい印象がありました。しかし,六法と向き合い,なぜこの問題が生じるのか,どのように解決するのが利益になるのか等を考えていくうちに,難しい印象から楽しいと感じることができました。私が難しい印象を払拭するために,おすすめするのは,六法と向き合い,わからないことは教科書を見ることです。もっとも,法律の教科書は難しい言葉が少なくないので,わからない場合は友人と相談する,教授に質問に行くことで難しい印象が変わると思います。
法学部では多くの考えを吸収でき,多角的視点をもつことが可能なため,将来どこへ行ってもこれを活かして活動できると思います。
松本:
言葉は堅苦しいし専門用語もそれなりにあるので,決して法律の学びは簡単なものではないと思いますが,理解できるようになるととても楽しく,自分自身が成長した実感も味わえます。法律を知ることは,いざというときに自分の身を守ることにも繋がると思うので,難しくても粘り強く学習していくとよいと思います。